市原湖畔美術館『夢みる力―未来への飛翔 ロシア現代アートの世界』
市原湖畔美術館での展示『夢みる力―未来への飛翔 ロシア現代アートの世界』のトレーラー映像を制作しました。関東でロシアの作家をまとまって美術館で紹介するのはソ連崩壊後実は初めて(!)という今回のこの企画。ロシア現代アートの先端的な作品を通じて、アートと人間の「夢みる力」を体感する展示となっています。
【展覧会について】
2019年は、ソ連の月探査機が月の裏側の撮影に初めて成功してから60周年、人類の月面着陸から50周年にあたります。今なお宇宙は人類希望の空間であり続け、私たちは宇宙を追い求めています。このような宇宙と人類の関係は、20世紀美術全体の課題でもあり、とりわけロシアの美術、文学、哲学は、様々な政治情勢の変化のなかで、つねに「ここではないどこか」を目指し、未来への思いを表現してきたといえます。
本展では、インスタレーション、ドローイング、映像などのロシア現代アートの先端的な作品を通じて、「ロシア文化がいかに宇宙的なものを追求してきたか」という歴史と現在を示すと同時に、人類における宇宙の意味について問いかけ、その応答を試みます。また幻想的な展示空間からは、宇宙や未知の世界を希求してきた人類の夢を想起し、広大な世界とのつながりを実感することでしょう。本展がアートと人間の「夢みる力」を体感する場となることを期待します。
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Credits
Filming & Editing: Isao Kanemaki
Music: Wataru Shoji
Year of production
September 2019